まだ寒い日が続きますが、少しずつ春めいてきました。さて皆様は歯の接触癖というものをご存知でしょうか?無意識に上下の歯を触れさせる癖のことです。本来上下の歯は口を閉じたとしても接触することはありません。歯が接触するのは会話や食事の時のみです。この歯の接触癖により筋肉や顎関節に負担がかかり、顎関節症を発症することがあるとされています。また歯の知覚過敏や噛んだ時の歯の痛み、歯の破折などの原因となることもあるので注意が必要です。この習癖の改善には、まず「気づく」ことが大切です。

歯科医師 増田