レントゲン写真って被爆が怖い?
2017年03月31日
こんにちは!歯科医師の石田です!
明日からもう4月ということで、新しい環境に向けてドキドキされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新年度になると健康診断があったりもしますね!項目に歯科健診がある方と、そうでない方がいらっしゃると思いますが、歯科健診で虫歯が見つからなかったから大丈夫と安心しないようにして下さい!
実は歯科健診は目視のみで診ていることが多く、歯と歯の間や、詰め物の下の虫歯は発見できない事があります。
そこで歯科医院ではレントゲン写真を初診時に撮影することで、虫歯の見逃しをしないようにしています。
でも、レントゲン写真って被爆が気になるから撮りたくない!
と考えられている方もいらっしゃいます。
初診で来られる方のなかにも心配して来院される方がいますが、レントゲン写真で何かが起きるということは基本的にありません。
歯科用のレントゲン写真では、小さいものだと0.01mSv 大きなもので0.03mSv、CTでも0.1mSv という被爆量になります。
見慣れない単位でイメージが湧かないと思いますが、日本人は平均でレントゲン写真などを撮らなくても、生活しているだけで年間1.5mSvの被爆をしています。
また、飛行機でニューヨークまでを往復するとおよそ0.2mSvの被爆があると言われています。
人体が白血病やガンになると言われている放射線量は、一度に1000mSvを越える量と言われています。
- レントゲン写真を1万枚同日に取り続けたりすると問題かもしれませんが、実際そんなに撮ることはないですし、多くても14枚くらいなので、限りなく影響はないと考えて大丈夫です。
勿論、必要のない時にはレントゲン写真を撮ったりはしませんが、検診の時など、虫歯や病気を見落とさないようにする為には必要な検査方法であるとご理解して頂ければと思います。